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2007年3月24日 (土曜日)

「日本の考えを広めることは良いことか」

学校の総合学習の小論文が返って来ました。

載せてみます。

   「日本の考えを広めることは良いことか」

 今の世界は核兵器やテロの危険、家庭や教育の崩壊、さらには金銭至上主義などの社会の荒廃が起こっている。「国家の品格」の作者は日本人しか世界を救えないと言う。まず日本人それぞれが情緒と形を身に付け、国家の品格となる。品格の高い国に対して世界は敬意を払い、必ずや真似しようとする。それが社会の荒廃に対する、ほとんど唯一の解決策だと作者は考えている。では、日本の考えを世界に広めようとすることは良いことだろうか。
 作者が言う日本の考えというのは、日本人が古来から持つ「情緒」あるいは伝統に由来する「形」といったものである。この一つは無常観・もののあわれなどの自然に対する感受性だ。これをよく表すものの一つに俳句がある。「古池や 蛙飛び込む 水の音」と聞き光景を想像できるのだ。もう一つに慈愛・忍耐・正義・勇気・惻隠などの武士道精神がある。惻隠とは他人の不幸への敏感さだ。武士道精神は江戸時代によく表れている。ヨーロッパの貴族は権力・教養・富を独占していた。しかし、江戸の武士は権力・教養を独占しているのに全く金がない。自分の草履取りよりも金を持っていなかったのだ。また、新渡戸稲造は武士道精神をよく表した人だ。「敗者への共感」「劣者への同情」「弱者への愛情」を大切にした。そして、日本人の魂を西洋人に分からせるために「武士道」を書いた。「武士道」は世界的に絶大な賞賛を受け、当時のアメリカ大統領が子供、友人、そして他国の首脳に送ったそうである。
 確かに日本の考えには良いところがある。しかし、日本の考えが全て良かった訳ではない。悪かったところとして、戦争のことが挙げられる。戦争による日本人死者数は310万人だ。軍の兵士は食料がなくて飢え死にをした。軍の上層部が状況を軽視し、十分な補給をせず、ただ戦うことを命令していたからだ。また、朝鮮人は20万、中国人は100万、インドネシア人は200万、ベトナム人は200万、フィリピン人は100万死なせた。軍が直接殺したり、食料が十分でない悪条件で強制労働させたりし、死なせたのだ。そして、日本の占領政策がずさんだったためもある。例えば、シンガポールで抗日分子抽出をした憲兵はこう言った。「インテリは皆抗日意識が旺盛だと聞いていたので、とにかくインテリのやつを人相と服装だけでパッパとやった。」また、米や家畜を強制的に供出させたり、紙幣を乱発したり、他国との貿易を断絶させたりし、経済的混乱の中で飢饉を起こさせた。
 では、日本人が良い考えを持ちながら、このようなことをしてしまった背景は何だろうか。これは侵略をし始める少し前に問題があった。西洋の国が他国を植民地にしていた時、福沢諭吉は国のあり方は侵略する西洋の国と侵略される東洋の国しか存在しないと言った。日本も東洋の国のままならば、西洋の植民地になるだけだ。今までの制度をやめて、西洋の文明を取り入れなければならない。つまり、福沢諭吉は西洋の国と同じように東洋の国を侵略することを主張したのだ。また、「脱亜論」という時論でこう述べている。「西洋文明ははしかの流行のようなもので、この流行の害は防げない。ならば、この流行病の伝染を助け、国民を染めさせる方が良い。文明の侵入を防げば、侵略され独立を保てない。日本の近くには文明を無理に避けている朝鮮と中国がある。これらの国は世界文明に亡ぼされる。ならば、朝鮮と中国を西洋のやり方で処分すべきである。」伝染病と言っているぐらいなので、西洋の文明を無条件に褒めている訳ではない。時代の流れには逆らえないということだったのだろう。日本人は西洋の流れによって変えられてしまったのだ。
 近代の考えの自由・平等・民主主義などは西洋の流れによって広まった。ならば、日本の考えの自然に対することや武士道精神なども流れを作れば広められる。
 しかし、日本はアジア諸国に大変な被害を与えた。これを解決しなければ到底日本の考えを広めることはできない。日本の考えを世界に広めようとすることは、過去の歴史を考えることにも繋がるのだ。また、広まれば、卑怯を憎む心や惻隠の情ができ、戦争を起こさなくなるだろう。したがって、私は日本の考えを世界に広めようとすることは良いことだと考える。

参考文献

国家の品格 Book 国家の品格

著者:藤原 正彦
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

日本という国 Book 日本という国

著者:小熊 英二
販売元:理論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 注意

この文章で言っている事柄には、いろいろな意見があると思います。一つの意見として読んで下さい。

戦死者数などの数字にも、各国各自の数字があると思いますので、一つの参考の数字とまでに考えて下さい。ここでは、大変多くの命が奪われた事を言いたかっただけです。

国家の品格の作者、藤原正彦さんは“日本人しか世界を救えない”と書いていますが、自分はそうは思ってはいません。“日本人以外は世界を救えない”などとは無論思ってはいません。“日本人の考えを広めよう”とするのは良い事だと思っているだけです。

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コメント

突然ですが、ホームページを閉鎖することにいたしました。
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投稿: 元石川ジャグリングチームの人 | 2007年3月25日 (日曜日) 14時26分

分かりました~

投稿: マスター(湘南高校ジャグリング同好会代表) | 2007年3月25日 (日曜日) 16時14分

エクスカリバーをのせていただいて、ありがたいです。この書きこみ携帯でやっているので、明日パソコンでみてみます。

投稿: ディアボロ | 2007年3月26日 (月曜日) 00時12分

そうなんですよ~
ケータイからは動画は見れないみたいです。

投稿: マスター(湘南高校ジャグリング同好会代表) | 2007年3月26日 (月曜日) 10時57分

あなたは、歴史をまったく分かっていないですね。もう一度勉強してみては。

投稿: やま | 2010年3月20日 (土曜日) 20時26分

すみません。
高校1年生の時に書いた文章だったので。

投稿: 管理人 | 2010年3月20日 (土曜日) 20時47分

http://www.youtube.com/watch?v=WQaXHFYQiuY&feature=related

これをみて、何か感じませんか?日本教育労働組合の教育方針はご存知ですか?

あなたは、完全に日教組の洗脳者になっていますよ。

気をつけてくださいね。

投稿: やま | 2010年3月21日 (日曜日) 00時38分

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